喜多川歌麿 浮世絵美人画「鳳凰・松葉楼若紫(額入り)」

40,700(税込)

遺珠刊行会「名品おんな十二姿」

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喜多川歌麿 浮世絵美人画「鳳凰・松葉楼若紫(額入り)」

喜多川歌麿 浮世絵美人画「鳳凰・松葉楼若紫(額入り)」の詳細

渋井清博士の編著による『ウキヨ図典、歌麿』(風間書房発行)を参考にすると、本図と同一の図柄の作品で、「松葉屋代々春」と題した図と、「松風」と題した図とがあり、同じ版を用いて三種類の作品が刊行されていることがわかる。

そして本図が「松風」となっている図の三枚続では、中央の図に「哥川」とあり、また右の図には、松葉楼・中川」とある。
それが本図と三枚続きとなる第九回頒布予定の中央図が、「松風」となっており、また第十二回頒布予定の右の図は、「松葉楼・哥川」と記されている。

このシリーズになって、前記のシリーズにあった「松葉楼・中川」の名は消え、「松風」と「哥川」の位置が逆転している。
こうした三幅対形式を承継している三枚絵の場合、中央の図が左右より上位、或いは人気があったことを示すといわれている。

松葉屋で人気があり、最上位のおいらんは、寛政八年(1796)までは「染山」であったことがわかる。
当然本図はそれ以後の作画といえる。
作風にしても首の細さ、様式化した膝の描写などに、歌麿の様式化がみられる時期の作である。

この商品の素材やサイズ

商品名喜多川歌麿 浮世絵美人画「鳳凰・松葉楼若紫(額入り)」
材質和紙
サイズ縦36.3cm × 横24.6cm

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