喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」

55,000(税込)

侍に迫られた芸者の生々しくも美しい姿と顔を全く見せない構図が特徴的です。 映画「春画先生」にも登場し公式サイトでも主演お二人のバックにも使われており、監督もお気に入りの一枚だそう。

商品コード
000000000205
在庫状況
○ 在庫あり
個数
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
  • 喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」

喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」の商品詳細

喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」

喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」を飾ったイメージ写真

「歌まくら・料亭の二階」
不忍の池に面した料亭の二階で、泰平に飽きつかの間の陶酔を求めて芸者に迫る侍。
芸者のよじれた上半身が生々しくも美しく描かれています。

かつて長谷川一夫主演の映画のポスターにも使われたことのある、顔を全く見せない凝った構図が特徴。
最近では映画「春画先生」にも登場し話題になった作品です。

浮世絵 - 春画

「春画(しゅんが)」とは、いわゆる昔の性風俗画のこと。
葛飾北斎、喜多川歌麿をはじめとする江戸の名だたる浮世絵師たちが並々ならぬ情熱を注いだ春画は近年再評価の機運が高まっています。

このたび喜多川歌麿の『歌まくら』を復刻版を製作。
秘帖『歌まくら』の原図は発見されたものの中では最も保存状態が良好で、現存は三冊ほどと言われています。

江戸時代の伝統文化・技術を継承する職人たちによって歌麿の春画が現代に甦ります。

喜多川歌麿(きたがわうたまろ・1753- 1806)

喜多川歌麿

美人画を得意とする江戸時代後期の浮世絵師。
烏山石燕に師事し、版元蔦屋(つたや)のもとから出版した狂歌絵本『画本虫撰』や『百千鳥狂歌合』では花鳥や虫類を繊細な筆致で描いて好評を博しました。
のち、女性の上半身や顔を画面一杯に描いた大首絵を発表。この新たな試みは従来の美人画を一変させ、美人画の第一人者として時代の寵児となります。その後も蔦屋重三郎の援助も得て抜群の才を発揮、様々な姿態の女性美を追求し、女性の仕草や表情を繊細に描写するだけでなく色香や内面までも見事に表現した歌麿の浮世絵は風紀取り締まりの出版規制をかわしながら次々と世に出されました。

全て手作業で1枚1枚作られる江戸伝承・浮世絵木版画の制作工程

この浮世絵木版画は、江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りであり、
技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属しています。

江戸時代より師弟関係で紡いできた職人たちの「彫り」「摺り」の匠の技によって
人間国宝の岩野市兵衛が漉く最高級の和紙「越前生漉奉書」に
一枚一枚、すべてを手作業で制作する浮世絵木版画になります。

  • 01.下絵
  • 02.本絵
  • 03.彫り
  • 04.摺り
  • 05.額装

01下絵

下絵を描いているイメージ写真

版元(版三のプロデューサー)は浮世絵木版画の企画を立て、絵師と共に題材やキャラクター、構図を考えます。

絵師はこのイメージに基づいて、最初にラフ(下絵)を描き、版元と意見を交わしながら修正を繰り返して納得のいく下絵を完成させていきます。

下絵だけで何十枚、何十種類もの絵を描くこともあり、皆が納得いくまで修正を繰り返し下絵を完成させます。

02本絵

本絵を描いているイメージ写真

本絵では、絵師が下絵から全体の色の校正や要素の詳細、線の一本一本まで細部にわたって描き込みます。

最近はパソコンを使用して描くことも多く、下絵と同様に、版元と意見を交わしながら納得するまで何度も修正を繰り返します。

最終的に構図や色が確定したら、彫りや摺りの工程のために色の数や色の重なり方、線の太さなどを整え本絵と共に版下絵が完成します。
本絵でも、1本の線の書き直しや位置の調整、色の濃淡の違いなどの調整を幾度となく繰り返し完成させます。

03彫り

彫師による実際の彫り作業

多色刷りの浮世絵木版画の制作は本絵の色数ごとに木版を分けて制作しますので、絵柄の色数の数だけ木版を彫らなければなりません。
浮世絵は細かい線や模様が特徴であり、1ミリでも誤差があると全体の印象を大きく変えるため、彫りの作業には高い精度が求められます。

木版は主に桜の木が使われますが、木の質や硬さによって難しさも異なり、本絵に忠実に彫り進めるのはもちろん色に現れない背景の部分も含めて全て手作業で行います。 このように繊細に作られた版木は何千回も摺りを行うことが出来ません。そのため、浮世絵木版画はすべてが限定生産となっています。

04摺り

摺師による実際の摺り作業

人間国宝の作り出した和紙に、丁寧に一色一色を摺り重ねていく作業です。
各色の版木を正確に位置合わせして塗料を紙に摺り込むのですが、絵柄がずれないように見当(版木上に彫られた溝)に紙を置いて数十回も色を摺り重ねる作業であるため、職人の手の感覚、色の順番や重ね合わせの技術、スピードなどが非常に重要となります。

さらに馬連という道具で紙に摺る際にも、絵に1ミリのズレも生じさないように均一に圧力をかける熟練の技が必要となります。 また、色合いは実際に摺ってみないと分からないため、何十回も変更を行いながら理想の色に仕上げていきます。

05額装

浮世絵木版画の額装

浮世絵の寸法は現代絵画と異なるため、既成の額縁では最適なサイズを見つけるのが困難です。
作品が美しく見えるようにバランスを考えて、数十種類のフレームとマットの中から何パターンも組み合わせを行い最適なものを選び抜きます。

高級感があり、コストとのバランスも考えながら、絵に最適なフレームとマットを使用することで、一つの作品として完成させます。

実際の浮世絵作成の風景(神奈川沖浪裏Ver.)

実際に浮世絵工房の職人たちの、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の作成風景をご確認いただけます。
彫り、摺り、和紙の制作工程だけでなく職人たちのこだわりなどを語ったインタビューもご確認いただけます。

この商品の素材やサイズ

商品名喜多川歌麿 浮世絵春画「歌まくら・料亭の二階」
配送・発送ご注文後、順次発送
サイズ(絵)縦23.9cm × 横37.4cm
サイズ(額)縦35.0cm × 横50.0cm
素材越前生漉奉書(人間国宝 岩野市兵衛)、額:木製、表面:アクリル

版三の浮世絵木版画の特徴

版三が作る浮世絵木版画だけの特徴があります。
他とは違う、版元である浮世絵工房の木版画だからできる違いをご紹介します。

越前和紙 生漉奉書紙

越前和紙 生漉奉書紙

上質な楮(こうぞ)100%でつくられており、人間国宝・岩野市兵衛氏が長年の経験と卓越した職人技で一枚一枚手漉きした最高級の越前和紙。絵の具をスッと吸い込む柔らかさと発色の良さ、何百回もの刷りに耐えられる強さを兼ね備えています。

手彫り・手摺り木版画

手彫り・手摺り木版画

木版画の彫摺は江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りで、木板の表面に僅か1mmという世界で線を浮かび上がらせ一色ごとに手摺りで和紙に色付けていく伝統的な印刷技法により仕上げられています。

技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属。
彫師・摺師の木版画制作技術は国指定の文化財「重要民族文化財選定保存技術」に選定されています。

浮世絵専用の額装

浮世絵専用の額装

浮世絵の寸法は現代絵画と縦横比が異なるため、既成の額縁では最適なサイズを見つけるのが困難です。 より作品が美しく見えることを考慮し、版三がオーダーした高級感ある額縁に入れてお届けいたしますので、そのまま飾ってお楽しみいただけます。

商品レビュー

この商品のレビューはまだありません

レビューを書く

この商品に関連した商品