葛飾北斎 浮世絵春画「つひの雛形」※北斎あぶな絵名画撰 特彫り

99,000(税込)

夫婦が一儀に及んだ後、仲良くまどろんでいる様子を描いた図。
書入れは猫による実況となっており、春画の中に小動物をうまく誂えた北斎らしい『笑絵』です。

※実際の作品にはボカシは入っておりません。

商品コード
000000000206
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○ 在庫あり
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葛飾北斎 浮世絵春画「つひの雛形」※北斎あぶな絵名画撰 特彫りの商品詳細

葛飾北斎 浮世絵春画「つひの雛形」(北斎あぶな絵名画撰 特彫り)

葛飾北斎 浮世絵春画「つひの雛形」(北斎あぶな絵名画撰 特彫り)を飾ったイメージ写真

「つひの雛形(ついのひながた)」
仲の良い夫婦が夏の夜の一儀の後にまどろんでいる様子を描いた図です。
書入れでは枕元に描かれた猫が夫婦の一儀の一部始終を実況報告しており、最後に人間の交わりに誘われた鼠の番(つがい)を見つけて、いつもなら食ってやるが「今日は見逃してやるのが通というもの」というオチになっています。

団扇には「弁慶と小町は馬鹿だなあ・・・かかア右柳樽」という川柳。
春画の中に小動物をうまく誂えた北斎らしい「笑絵」です。
※実際の作品にはボカシは入っておりません。

浮世絵 - 春画

「春画(しゅんが)」とは、いわゆる昔の性風俗画のこと。
葛飾北斎、喜多川歌麿をはじめとする江戸の名だたる浮世絵師たちが並々ならぬ情熱を注いだ春画は近年再評価の機運が高まっており、映画「春画先生」にも北斎や歌麿の作品が登場しました。

絵師・彫師・摺師の三位一体の協力体制から生まれる浮世絵木版画の中でもより非常に繊細かつ高度な技術を求められるのが「春画」です。

「春画」研究で知られる国際日本文化センター早川聞多名誉教授の監修と国際日本文化センターの協力のもと、葛飾北斎の名春画タイトルを『北斎あぶな絵名画撰』として復刻しました。江戸時代の伝統文化・技術を継承する職人たちによって北斎の代表作が現代に甦ります。

葛飾北斎(Katsushika Hokusai)

葛飾北斎

江戸時代後期に活躍した浮世絵師。代表作には「富嶽三十六景」という全46図(「裏冨士」10図を含む)の浮世絵版シリーズや「北斎漫画」十五編などがあり、奇抜なアイデアと圧倒的な画力で注目を集めました。北斎の作品を筆頭とした浮世絵は海外でも高い評価を得て「ジャポニスム」と呼ばれるブームを呼ぶようになり、19世紀ヨーロッパの印象派画家ゴッホやセザンヌ、ゴーギャンなどにも大きな影響を与えたと言われています。
1999年アメリカの雑誌『LIFE』の「この1000年間で最も重要な業績を残した世界の人物 100人」では日本人で唯一86位にランクインされています。

全て手作業で1枚1枚作られる江戸伝承・浮世絵木版画の制作工程

この浮世絵木版画は、江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りであり、
技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属しています。

江戸時代より師弟関係で紡いできた職人たちの「彫り」「摺り」の匠の技によって
人間国宝の岩野市兵衛が漉く最高級の和紙「越前生漉奉書」に
一枚一枚、すべてを手作業で制作する浮世絵木版画になります。

  • 01.下絵
  • 02.本絵
  • 03.彫り
  • 04.摺り
  • 05.額装

01下絵

下絵を描いているイメージ写真

版元(版三のプロデューサー)は浮世絵木版画の企画を立て、絵師と共に題材やキャラクター、構図を考えます。

絵師はこのイメージに基づいて、最初にラフ(下絵)を描き、版元と意見を交わしながら修正を繰り返して納得のいく下絵を完成させていきます。

下絵だけで何十枚、何十種類もの絵を描くこともあり、皆が納得いくまで修正を繰り返し下絵を完成させます。

02本絵

本絵を描いているイメージ写真

本絵では、絵師が下絵から全体の色の校正や要素の詳細、線の一本一本まで細部にわたって描き込みます。

最近はパソコンを使用して描くことも多く、下絵と同様に、版元と意見を交わしながら納得するまで何度も修正を繰り返します。

最終的に構図や色が確定したら、彫りや摺りの工程のために色の数や色の重なり方、線の太さなどを整え本絵と共に版下絵が完成します。
本絵でも、1本の線の書き直しや位置の調整、色の濃淡の違いなどの調整を幾度となく繰り返し完成させます。

03彫り

彫師による実際の彫り作業

多色刷りの浮世絵木版画の制作は本絵の色数ごとに木版を分けて制作しますので、絵柄の色数の数だけ木版を彫らなければなりません。
浮世絵は細かい線や模様が特徴であり、1ミリでも誤差があると全体の印象を大きく変えるため、彫りの作業には高い精度が求められます。

木版は主に桜の木が使われますが、木の質や硬さによって難しさも異なり、本絵に忠実に彫り進めるのはもちろん色に現れない背景の部分も含めて全て手作業で行います。 このように繊細に作られた版木は何千回も摺りを行うことが出来ません。そのため、浮世絵木版画はすべてが限定生産となっています。

04摺り

摺師による実際の摺り作業

人間国宝の作り出した和紙に、丁寧に一色一色を摺り重ねていく作業です。
各色の版木を正確に位置合わせして塗料を紙に摺り込むのですが、絵柄がずれないように見当(版木上に彫られた溝)に紙を置いて数十回も色を摺り重ねる作業であるため、職人の手の感覚、色の順番や重ね合わせの技術、スピードなどが非常に重要となります。

さらに馬連という道具で紙に摺る際にも、絵に1ミリのズレも生じさないように均一に圧力をかける熟練の技が必要となります。 また、色合いは実際に摺ってみないと分からないため、何十回も変更を行いながら理想の色に仕上げていきます。

05額装

浮世絵木版画の額装

浮世絵の寸法は現代絵画と異なるため、既成の額縁では最適なサイズを見つけるのが困難です。
作品が美しく見えるようにバランスを考えて、数十種類のフレームとマットの中から何パターンも組み合わせを行い最適なものを選び抜きます。

高級感があり、コストとのバランスも考えながら、絵に最適なフレームとマットを使用することで、一つの作品として完成させます。

実際の浮世絵作成の風景(神奈川沖浪裏Ver.)

実際に浮世絵工房の職人たちの、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の作成風景をご確認いただけます。
彫り、摺り、和紙の制作工程だけでなく職人たちのこだわりなどを語ったインタビューもご確認いただけます。

この商品の素材やサイズ

商品名葛飾北斎 浮世絵春画「つひの雛形」※北斎あぶな絵名画撰 特彫り
配送・発送ご注文後、順次発送
サイズ(絵)縦26.2cm × 横38.0cm
サイズ(額)縦41.8cm × 横54.5cm
素材越前生漉奉書(人間国宝 岩野市兵衛)、額:木製、表面:アクリル

版三の浮世絵木版画の特徴

版三が作る浮世絵木版画だけの特徴があります。
他とは違う、版元である浮世絵工房の木版画だからできる違いをご紹介します。

越前和紙 生漉奉書紙

越前和紙 生漉奉書紙

上質な楮(こうぞ)100%でつくられており、人間国宝・岩野市兵衛氏が長年の経験と卓越した職人技で一枚一枚手漉きした最高級の越前和紙。絵の具をスッと吸い込む柔らかさと発色の良さ、何百回もの刷りに耐えられる強さを兼ね備えています。

手彫り・手摺り木版画

手彫り・手摺り木版画

木版画の彫摺は江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りで、木板の表面に僅か1mmという世界で線を浮かび上がらせ一色ごとに手摺りで和紙に色付けていく伝統的な印刷技法により仕上げられています。

技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属。
彫師・摺師の木版画制作技術は国指定の文化財「重要民族文化財選定保存技術」に選定されています。

浮世絵専用の額装

浮世絵専用の額装

浮世絵の寸法は現代絵画と縦横比が異なるため、既成の額縁では最適なサイズを見つけるのが困難です。 作品ごとに最適な高級額縁を版三がオーダーし、絵が立体的にご覧いただけるような特別仕様でお届けいたしますので、そのまま飾ってお楽しみいただけます。

当商品制作に携わった職人紹介

江戸木版画 彫師

渡辺 和夫

  • 文化庁・無形文化財選定保存技術団体 浮世絵木版画摺彫技術保存協会理事長
  • 経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師

1945年茨城県生まれ、1960年より江戸木版彫師・大倉半兵衛に師事。
1991年フランス・エソンヌ県で開催されたJAPAN WEEKで木版の実演を行う他、1992年両陛下の行幸啓に際し、展覧の品として木版画を出品した。

江戸木版画 摺師

吉田 秀男

  • 文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人
  • 経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師

1954年から渡辺和夫の父。義明氏(摺師)に師事。
現在まで渡辺木版の摺師として渡辺氏と共に作品を制作している。

江戸木版画 摺師

伊藤 達也

  • 文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人
  • 経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師

1965年 東京根津に生まれる。
1985年 実父の幾馬系四代目伊藤智郎の後を継ぎ、師匠小川文彦の元で修行を積む。
1994年 第1回浮世絵木版画作品展に出品及び実演。
1995年 東京都優秀技能者知事賞受賞。
1998年 「北斎漫画」15冊摺刷(共同摺刷)。欧州(オーストリア、ハンガリー、フランス)にて実演。
2001年 竹内栖鳳「栖鳳習画帖」摺刷。学習院大学「桜再生プロジェクト展」にて実演。
2002年 円山応挙「丹頂鶴」摺刷。
2003年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演。
2005年 日仏文化会館(パリ)「広重展」にて実演。
2006年 伊藤若冲「若冲画譜」摺刷
2010年 郡山市立美術館「北斎漫画展」にて実演。

和紙

九代 岩野 市兵衛(人間国宝)

1978年、九代岩野市兵衛を襲名。
2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。

木材パルプ等を使用しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。
越前和紙に伝承される古来の技法に作られた強靭かつ繊細な和紙は、版画紙として多くの美術作家、浮世絵木版画に提供されている。 先代 (八代) の市兵衛氏が漉いた紙は、あのパブロ・ピカソも版画用紙として愛用していた。

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