浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 小田原」
198,000円(税込)
歌川広重「東海道五十三次之内 小田原 酒匂川」をモチーフにした漫画家・水木しげるの作品。 巨大な妖怪や妖怪城の出現で不穏な空気漂う小田原を描いた浮世絵木版画です。
本作品は、江戸時代から伝わる浮世絵木版画の技法を継承する彫師と摺師によって、1枚1枚すべて手作業で制作された浮世絵木版画です。
【シリアルNo. が入った水木しげるの認定証付】
- 商品コード
- 000000000240
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- ○ 在庫あり
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浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 小田原」の詳細
漫画家・水木しげるが、歌川広重の「東海道五十三次之内 小田原 酒匂川」をモチーフに妖怪のいる風景を描いた浮世絵木版画です。
―出現!妖怪城―
大磯から小田原までの距離は四里(約十六キロ)。
次の箱根宿は天下の険で名高い難所の山越えとなり、東海道中最長の四里八丁(約十七キロ)もあるため、多くの旅人にならい、鬼太郎一行も江戸からの二泊目は小田原にした。
ところが、小田原の城下町がなにやら不穏な空気に包まれているようなのだ。
古戦場火が飛び交い、箱根連山よりも巨大な妖怪のびあがりが、町に覆いかぶさるように現れたため、その影で町が暗く沈んだように見える。
しかも、壮麗な天守閣を誇っているはずの小田原城が妖怪城らしきものに変貌しているではないか。
だとしたら、大ごとだ。たんたん坊、かまいたち、二口女という大妖怪が百年の夢から覚醒めてしまったかもしれない。
妖怪道五十三次が浮世絵工房にも登場
現代の妖怪絵帥・水木しげるが描く、妖怪のいる旅の情景―。
歌川広重の東海道五十三次の世界を、妖怪たちが旅をする―。
そんな遊び心がテ―マとなっている『妖怪道五十三次』。
漫画家・水木しげるは妖怪に造詣が深く、絵巻物などに描かれた妖怪はもちろん、民間で語られていた姿なき妖怪には形を与えるなどして、何千にも及ぶ妖怪画を手がけてきた。
妖怪道五十三次も、それら妖怪画と同じように、長年の画業活動で培われた漫画の技法が駆使され、鬼太郎をはじめとする妖怪がいきいきと描かれている。
妖怪絵師・水木しげる
水木しげる(本名 武良茂)
1922年(大正11年)生まれ。鳥取県境港市で育つ。
幼少時から人一倍好奇心が強く、不思議なことに関心を示す。
1943年に21歳で徴兵、戦後は紙芝居作家から貸本漫画界に転身し、1965年に「テレビくん」で講談社児童まんが賞受賞。『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』などで一躍少年漫画誌の売れっ子作家に。
漫画家として活躍する傍ら卓越した表現力でたくさんの妖怪画を描き、世界中を旅する冒険家にして妖怪研究家でもある。
妖怪うんちく【のびあがり】
見れば見るほど高くなっていく。出会ったならば、地面から一尺あまり(約30センチ)の高さを蹴って、目を逸らせば、のびあがりは消えてしまうという。この性質から、見上げ入道の仲間と思われる。
同名の地下生物が、航空機事故を頻発させ、鬼太郎を木に変えたことがある。(「吸血木」)
歌川広重(Utagawa Hiroshige)
江戸時代後期に活躍した浮世絵師。火消家業を身内に譲り画業に専念し始めると、1833年(天保4年)頃には東海道の宿駅とその周辺の景色を詩情豊かに描いた55図の浮世絵シリーズ「東海道五十三次」(保永堂版)を刊行。名所絵と呼ばれるこれらの作品は当時の旅ブームに乗って大ヒット、広重は一躍人気絵師となり風景画家としての地位を確立します。
その後も「東海道」シリーズや「木曾海道六拾九次之内」、「冨士三十六景」など名所絵を数多く手掛け、その抒情詩的な作風はゴッホやモネなどの西洋の画家にも影響を与えました。また、風景画だけでなく花鳥画や戯画作品など他ジャンルでもその名は知られています。
東海道五十三次
1833-1834年(天保4-5年)頃に保永堂から版行された歌川広重の版画集。
江戸と京都を結ぶ東海道の53駅に、出発点となる日本橋と京都三条大橋を加えた55図からなる浮世絵木版画です。
街道に沿って置かれた宿場の景観や習俗などを描き、四季を織り交ぜた風景の美しさはもちろん、ユーモアあふれる人々の描写やベロ藍を用いた鮮やかな色使いで人々を魅了したこの名所絵シリーズは、街道が整備されたことで起こった旅ブームも手伝って空前の大ヒット、広重を一躍人気浮世絵師に押し上げました。
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この商品の詳細と素材やサイズ
商品名 | 浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 小田原」 |
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商品内容 | 浮世絵木版画、専用額、水木しげる認定書 |
お届け | 順次発送 |
サイズ(絵) | 縦27.8cm × 横38.8cm |
サイズ(額) | 縦43.8cm × 横54.8cm |
素材(絵) | 越前奉書 |
素材(額) | 額:木製、表面:アクリル |
技法 | 江戸伝承手摺手彫木版画作品 |
著作物表記 | ©水木プロ |
発売元 | 株式会社やのまん |
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水木しげるの工夫
小田原の名物はカマボコと提灯。
名所は北城氏が居城とした小田原城である。
広重は酒匂川から箱根連山を望む雄大な風景を描いたが小田原城は外せずに画面の右に小さく描いた。
水木はここに目をつけ、小田原城を妖怪城に変えている。
「ばおーん!」」という水木マンガ独特の効果音とともに妖怪城が出現する場面はシーンだ(「妖怪城」。
また、輦台に乗る人物にも注目。水木は自分自身も『妖怪道』に出演させている。(※鬼太郎と行く妖怪道五十三次より)