浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 鞠子」
198,000円(税込)
歌川広重「東海道五十三次之内 丸子 名物茶屋」をモチーフにした漫画家・水木しげるの作品。 妖怪に乗っ取られたらしき茶屋で空腹を満たす鬼太郎一行を描いた浮世絵木版画です。
本作品は、江戸時代から伝わる浮世絵木版画の技法を継承する彫師と摺師によって、1枚1枚すべて手作業で制作された浮世絵木版画です。
【シリアルNo. が入った水木しげるの認定証付】
- 商品コード
- 000000000241
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- ○ 在庫あり
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浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 鞠子」の詳細
漫画家・水木しげるが、歌川広重の「東海道五十三次之内 丸子 名物茶屋」をモチーフに妖怪のいる風景を描いた浮世絵木版画です。
―狙われた茶屋―
「けんかはするな腹が減る」は、かの妖怪絵師・水木しげる翁の名言だが、けんかの仲裁をしても腹は空くものだ。
鬼太郎は山あいの里に佇む茶屋を目にした途端、一散に飛び込み、自慢の一品だとして出されたとろろ汁を掻き込んだ。
一見、長閑そうな茶屋だが、よく見ると、かなり怪しいところがある。
看板の雲外団子など聞いたこともないし、店の奥では鏡に目鼻が生じ、獲物の到来にご満悦なのか、舌舐めずりしている。
ねずみ男が「くびながや」という店の由来を尋いたら、「わたしのことよ」と言って、女房の首が伸びたのだが、それでも気にせず、鬼太郎は箸を置かない。 店は妖怪に乗っ取られてしまったのだ。
君子危うきに近寄らず。後ろを気にしつつ去って行くメガネ出っ歯の姿が哀しい。
妖怪道五十三次が浮世絵工房にも登場
現代の妖怪絵帥・水木しげるが描く、妖怪のいる旅の情景―。
歌川広重の東海道五十三次の世界を、妖怪たちが旅をする―。
そんな遊び心がテ―マとなっている『妖怪道五十三次』。
漫画家・水木しげるは妖怪に造詣が深く、絵巻物などに描かれた妖怪はもちろん、民間で語られていた姿なき妖怪には形を与えるなどして、何千にも及ぶ妖怪画を手がけてきた。
妖怪道五十三次も、それら妖怪画と同じように、長年の画業活動で培われた漫画の技法が駆使され、鬼太郎をはじめとする妖怪がいきいきと描かれている。
妖怪絵師・水木しげる
水木しげる(本名 武良茂)
1922年(大正11年)生まれ。鳥取県境港市で育つ。
幼少時から人一倍好奇心が強く、不思議なことに関心を示す。
1943年に21歳で徴兵、戦後は紙芝居作家から貸本漫画界に転身し、1965年に「テレビくん」で講談社児童まんが賞受賞。『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』などで一躍少年漫画誌の売れっ子作家に。
漫画家として活躍する傍ら卓越した表現力でたくさんの妖怪画を描き、世界中を旅する冒険家にして妖怪研究家でもある。
妖怪うんちく【ろくろ首】
人々が寝静まってから首を長く伸ばし、獲物を求める。
たいていは女で、一説には睡眠中の男の精気を狙うという。喉には必ず紫色の筋があるそうだ。
ゲゲゲの森に住むろくろ首は若い女で、遊び好きの妖怪たちと団体で南方に旅行した。(「国盗り物語」)
また、老婆のろくろ首が甘酒売りを表の商売にし、夜になると馬の精液を盗み飲んだこともある。(「ろくろ大合戦」)
歌川広重(Utagawa Hiroshige)
江戸時代後期に活躍した浮世絵師。火消家業を身内に譲り画業に専念し始めると、1833年(天保4年)頃には東海道の宿駅とその周辺の景色を詩情豊かに描いた55図の浮世絵シリーズ「東海道五十三次」(保永堂版)を刊行。名所絵と呼ばれるこれらの作品は当時の旅ブームに乗って大ヒット、広重は一躍人気絵師となり風景画家としての地位を確立します。
その後も「東海道」シリーズや「木曾海道六拾九次之内」、「冨士三十六景」など名所絵を数多く手掛け、その抒情詩的な作風はゴッホやモネなどの西洋の画家にも影響を与えました。また、風景画だけでなく花鳥画や戯画作品など他ジャンルでもその名は知られています。
東海道五十三次
1833-1834年(天保4-5年)頃に保永堂から版行された歌川広重の版画集。
江戸と京都を結ぶ東海道の53駅に、出発点となる日本橋と京都三条大橋を加えた55図からなる浮世絵木版画です。
街道に沿って置かれた宿場の景観や習俗などを描き、四季を織り交ぜた風景の美しさはもちろん、ユーモアあふれる人々の描写やベロ藍を用いた鮮やかな色使いで人々を魅了したこの名所絵シリーズは、街道が整備されたことで起こった旅ブームも手伝って空前の大ヒット、広重を一躍人気浮世絵師に押し上げました。
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この商品の詳細と素材やサイズ
商品名 | 浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 鞠子」 |
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商品内容 | 浮世絵木版画、専用額、水木しげる認定書 |
お届け | 順次発送 |
サイズ(絵) | 縦27.8cm × 横38.8cm |
サイズ(額) | 縦43.8cm × 横54.8cm |
素材(絵) | 越前奉書 |
素材(額) | 額:木製、表面:アクリル |
技法 | 江戸伝承手摺手彫木版画作品 |
著作物表記 | ©水木プロ |
発売元 | 株式会社やのまん |
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見どころ・クローズアップ
広重、水木がともに画のなかに描いている「鞠子」の茶屋はいまも営業をつづけている。
店の名は「丁字屋」。もっとも、建物は江戸時代のままというわけにはいかず、現在の店舗は昭和46年(1971年)に付近の古民家を移築したものである。
人気のメニューは、当時から評判のとろろ汁。
ほかほかの麦飯に白ミソで溶いたとろろ汁をかけた、とろろ美味さといったら、寿命が延びるようだ。
ろくろ首の首が伸びるのも納得(?)。(※鬼太郎と行く妖怪道五十三次より)