浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 御油」

198,000(税込)

歌川広重「東海道五十三次之内 御油 旅人留女」をモチーフにした漫画家・水木しげるの作品。 妖気が充満する宿に引き擦り込まれそうな鬼太郎たちを描いた浮世絵木版画です。

本作品は、江戸時代から伝わる浮世絵木版画の技法を継承する彫師と摺師によって、1枚1枚すべて手作業で制作された浮世絵木版画です。
【シリアルNo. が入った水木しげるの認定証付】

商品コード
000000000242
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○ 在庫あり
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浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 御油」の詳細

浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 御油」

浮世絵木版画「木版画

漫画家・水木しげるが、歌川広重の「東海道五十三次之内 御油 旅人留女」をモチーフに妖怪のいる風景を描いた浮世絵木版画です。

―繁昌の影に妖怪あり―

娘が無事戻ってきたことで安心した妖怪絵師は御油で草鞋を脱いだ。
心配の種が消えたので、食欲と並んで旺盛な睡眠欲を満たそうと高枕で眠るつもりなのだ。

足の裏を舐めてもらったら、思わぬサービスと勘違いして、女に「なめちゃん」と、勝手に愛称をつけて脂下がっている。
嘗め女だと気づいていないのだろうか。

鬼太郎たちも泊まっていけと誘われたのだが、宿場には妖気が充満しており、ゆっくり眠れるとは思えない。
そんな気配を察したか宿場一の遣り手の留女である影女と青女房が二人を強引に引き摺り込もうとする。

援護に回る金魚の幽霊。高みの見物は長面妖女だ。ねずみ男は絡新婦にムフフで陥落寸前。
化け草履や座敷童子の加護もあるようだ。御油の宿はこうして栄えてきたのだろう。

浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 御油」と歌川広重「東海道五拾三次之内 御油 酒匂川」との比較

妖怪道五十三次が浮世絵工房にも登場

現代の妖怪絵帥・水木しげるが描く、妖怪のいる旅の情景―。
歌川広重の東海道五十三次の世界を、妖怪たちが旅をする―。

そんな遊び心がテ―マとなっている『妖怪道五十三次』。
漫画家・水木しげるは妖怪に造詣が深く、絵巻物などに描かれた妖怪はもちろん、民間で語られていた姿なき妖怪には形を与えるなどして、何千にも及ぶ妖怪画を手がけてきた。

妖怪道五十三次も、それら妖怪画と同じように、長年の画業活動で培われた漫画の技法が駆使され、鬼太郎をはじめとする妖怪がいきいきと描かれている。

妖怪絵師・水木しげる

妖怪絵師・水木しげる

水木しげる(本名 武良茂)
1922年(大正11年)生まれ。鳥取県境港市で育つ。
幼少時から人一倍好奇心が強く、不思議なことに関心を示す。
1943年に21歳で徴兵、戦後は紙芝居作家から貸本漫画界に転身し、1965年に「テレビくん」で講談社児童まんが賞受賞。『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』などで一躍少年漫画誌の売れっ子作家に。
漫画家として活躍する傍ら卓越した表現力でたくさんの妖怪画を描き、世界中を旅する冒険家にして妖怪研究家でもある。

水木しげるの工夫

広重は旅宿の屋内に保永堂版「東海道五拾三次」に携わった者の名をずらりと並べている。
丸い看板の竹之内板とは版元の保永堂のことで、一立斎は広重自身、右に摺師、彫師が続く。
後世の人間、とりわけ浮世絵ファンや広重を研究する者にとっては、貴重な資料となっている。

水木は留女に引っ張り込まれた客として自分を描き、草鞋を脱いだ足を嘗め女にきれいにさせている。
この客が広重自身であることは各種の資料にもない。遊び心では、水木のほうに軍配がるのではないだろうか。

また、御油では道の中で引き留められている2人の旅人は弥次郎兵衛と喜多八の膝栗毛コンビであるという。
鬼太郎とねずみ男をこの2人に置き換えて「妖怪道」の絵を見てみるのも、ひとつの鑑賞方法であろう。(※鬼太郎と行く妖怪道五十三次より)

妖怪うんちく【絡新婦】

雌の大蜘蛛の妖怪。昼間は美女の姿を保ち澄ましているが、夜になると本性を現す。
小さな蜘蛛に変身した絡新婦は、狙いをつけた人間に口から青い煙を吹きかけて人事不省に陥らせてから取り憑き、その生き血を吸い取ってしまうという。

静岡県伊豆市の浄蓮の滝の主は女郎蜘蜘蛛といわれており、男の足に糸を絡ませて、滝壺に引き込もうとした話が残されている。
類似の話は各地にあり、仙台市の賢淵では木が水中に没すると、「賢い、賢い」の声が聞こえたという。

歌川広重(Utagawa Hiroshige)

歌川広重

江戸時代後期に活躍した浮世絵師。火消家業を身内に譲り画業に専念し始めると、1833年(天保4年)頃には東海道の宿駅とその周辺の景色を詩情豊かに描いた55図の浮世絵シリーズ「東海道五十三次」(保永堂版)を刊行。名所絵と呼ばれるこれらの作品は当時の旅ブームに乗って大ヒット、広重は一躍人気絵師となり風景画家としての地位を確立します。
その後も「東海道」シリーズや「木曾海道六拾九次之内」、「冨士三十六景」など名所絵を数多く手掛け、その抒情詩的な作風はゴッホやモネなどの西洋の画家にも影響を与えました。また、風景画だけでなく花鳥画や戯画作品など他ジャンルでもその名は知られています。

東海道五十三次

東海道五十三次

1833-1834年(天保4-5年)頃に保永堂から版行された歌川広重の版画集。
江戸と京都を結ぶ東海道の53駅に、出発点となる日本橋と京都三条大橋を加えた55図からなる浮世絵木版画です。
街道に沿って置かれた宿場の景観や習俗などを描き、四季を織り交ぜた風景の美しさはもちろん、ユーモアあふれる人々の描写やベロ藍を用いた鮮やかな色使いで人々を魅了したこの名所絵シリーズは、街道が整備されたことで起こった旅ブームも手伝って空前の大ヒット、広重を一躍人気浮世絵師に押し上げました。

この商品の詳細と素材やサイズ

商品名浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 御油」
商品内容浮世絵木版画、専用額、水木しげる認定書
お届け順次発送
サイズ(絵)縦27.8cm × 横38.8cm
サイズ(額)縦43.8cm × 横54.8cm
素材(絵)越前奉書
素材(額)額:木製、表面:アクリル
技法江戸伝承手摺手彫木版画作品
著作物表記©水木プロ
発売元株式会社やのまん

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