浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 京師」
198,000円(税込)
歌川広重「東海道五十三次之内 京師 三条大橋」をモチーフにした漫画家・水木しげるの作品。 最終決戦を終えた鬼太郎軍団、彼らに畏れをなす妖怪達を描いた浮世絵木版画です。
本作品は、江戸時代から伝わる浮世絵木版画の技法を継承する彫師と摺師によって、1枚1枚すべて手作業で制作された浮世絵木版画です。
【シリアルNo. が入った水木しげるの認定証付】
- 商品コード
- 000000000244
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- ○ 在庫あり
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浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 京師」の詳細
漫画家・水木しげるが、歌川広重の「東海道五十三次之内 京師 三条大橋」をモチーフに妖怪のいる風景を描いた浮世絵木版画です。
―終わり化ければ、すべて怪かし―
御霊との最終決戦! と、勇んで京都に入った鬼太郎軍団だったが、あっけなく決着がついた。
鬼太郎を畏れ、御霊たちは再び長い眠りにつき、三条大橋で迎え撃ったのは、僅かに鎌鼬、おばりよん、あまめはぎ、食取りで、カワエロは隠れ、さざえ鬼と橋姫は逃げ出す始末だった。
実は、御霊を甦らせたのは、古代の秘事に詳しい妖怪絵師なのである。
閻魔大王のノルマに音を上げた死神が絵師を唆し、絵師は絵師で労多くして利少ない絵草紙に不満だったので口車に乗ったのだ。
「妖怪で儲けて楽園に住む」絵師の夢は、各地の繁盛店の経営で順調だったが、水泡に帰した。
加茂の流れを見やる絵師は、何を思う。鬼太郎の足止めに加担したねずみ男はトンズラを決め込んだようだが、鬼太郎は真相に気づくだろうか。
妖怪道五十三次が浮世絵工房にも登場
現代の妖怪絵帥・水木しげるが描く、妖怪のいる旅の情景―。
歌川広重の東海道五十三次の世界を、妖怪たちが旅をする―。
そんな遊び心がテ―マとなっている『妖怪道五十三次』。
漫画家・水木しげるは妖怪に造詣が深く、絵巻物などに描かれた妖怪はもちろん、民間で語られていた姿なき妖怪には形を与えるなどして、何千にも及ぶ妖怪画を手がけてきた。
妖怪道五十三次も、それら妖怪画と同じように、長年の画業活動で培われた漫画の技法が駆使され、鬼太郎をはじめとする妖怪がいきいきと描かれている。
妖怪絵師・水木しげる
水木しげる(本名 武良茂)
1922年(大正11年)生まれ。鳥取県境港市で育つ。
幼少時から人一倍好奇心が強く、不思議なことに関心を示す。
1943年に21歳で徴兵、戦後は紙芝居作家から貸本漫画界に転身し、1965年に「テレビくん」で講談社児童まんが賞受賞。『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』などで一躍少年漫画誌の売れっ子作家に。
漫画家として活躍する傍ら卓越した表現力でたくさんの妖怪画を描き、世界中を旅する冒険家にして妖怪研究家でもある。
妖怪うんちく【橋姫】
橋の袂にいるとされた境の神。
橋を守護する傍ら外敵を防ぐといわれており、古い大橋にはたいてい祀られている。
宇治の橋姫はとくに有名で、毎夜、宇治川に浸かって呪いの儀式を行った嫉妬深い女が妖鬼と化したものという。
呪殺は成功し復讐を果たしたが、自分も妖怪となった。
人を呪わば穴二つというのは、こういうことをいうのだろうか。
歌川広重(Utagawa Hiroshige)
江戸時代後期に活躍した浮世絵師。火消家業を身内に譲り画業に専念し始めると、1833年(天保4年)頃には東海道の宿駅とその周辺の景色を詩情豊かに描いた55図の浮世絵シリーズ「東海道五十三次」(保永堂版)を刊行。名所絵と呼ばれるこれらの作品は当時の旅ブームに乗って大ヒット、広重は一躍人気絵師となり風景画家としての地位を確立します。
その後も「東海道」シリーズや「木曾海道六拾九次之内」、「冨士三十六景」など名所絵を数多く手掛け、その抒情詩的な作風はゴッホやモネなどの西洋の画家にも影響を与えました。また、風景画だけでなく花鳥画や戯画作品など他ジャンルでもその名は知られています。
東海道五十三次
1833-1834年(天保4-5年)頃に保永堂から版行された歌川広重の版画集。
江戸と京都を結ぶ東海道の53駅に、出発点となる日本橋と京都三条大橋を加えた55図からなる浮世絵木版画です。
街道に沿って置かれた宿場の景観や習俗などを描き、四季を織り交ぜた風景の美しさはもちろん、ユーモアあふれる人々の描写やベロ藍を用いた鮮やかな色使いで人々を魅了したこの名所絵シリーズは、街道が整備されたことで起こった旅ブームも手伝って空前の大ヒット、広重を一躍人気浮世絵師に押し上げました。
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この商品の詳細と素材やサイズ
商品名 | 浮世絵木版画「木版画 妖怪道五十三次 京師」 |
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商品内容 | 浮世絵木版画、専用額、水木しげる認定書 |
お届け | 順次発送 |
サイズ(絵) | 縦27.8cm × 横38.8cm |
サイズ(額) | 縦43.8cm × 横54.8cm |
素材(絵) | 越前奉書 |
素材(額) | 額:木製、表面:アクリル |
技法 | 江戸伝承手摺手彫木版画作品 |
著作物表記 | ©水木プロ |
発売元 | 株式会社やのまん |
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水木しげるの工夫
実は「京師」は、下描きと仕上がりがまったくちがったものになった画なのだ。
当初は三条大橋に妖怪たちを歩かせ、山の背後と橋の下から巨怪を出す予定だったのだが、水木は橋上の妖怪たちだけを残し、右端に鬼太郎の顔を大きく描いた。
山の上も橋のしたも、「京師」以前に描いた構図にあるというのだ。
むしろ、掉尾を飾るに相応しい強烈な印象のものをということで、マンガ扉絵のような鬼太郎で水木は連作を締めくくった。(※鬼太郎と行く妖怪道五十三次より)