ドラえもん浮世絵木版画「名所江戸百景 浅草金龍山」

55,000(税込)

歌川広重の「名所江戸百景・浅草金龍山」がモチーフ。
色とりどりの配色が雪景色を美しく彩り、ドラえもんたちの楽しげな姿にほっこりとさせられる一枚に仕上がっています。

本作品は、江戸時代から伝わる浮世絵木版画の技法を継承する彫師と摺師によって、1枚1枚すべて手作業で制作された浮世絵木版画です。
【シリアルNo. が入った証明書・解説書付】

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ドラえもん浮世絵木版画「名所江戸百景 浅草金龍山」の詳細

ドラえもん浮世絵木版画「名所江戸百景 浅草金龍山」

今回の作品でドラえもんたちが登場するのは歌川広重の『名所江戸百景』の代表作の一つ「浅草金龍山」です。

歌川広重は葛飾北斎と並ぶ、浮世絵界を代表する絵師であり、世界的にもその人気は非常に高く、印象派のゴッホは広重の浮世絵を模写した作品も残していることで有名です。

「名所江戸百景・浅草金龍山」は、紅白のコントラストが美しく、西洋の遠近法を大胆に応用して空間の広がりや奥行きを感じさせる大胆な構図と、赤・緑・黄などの色彩をバランス良く配することで見事な雪景色を表現。

さらに雪の描写には「空摺り(からずり)」と言う絵の具を付けずに摺る技法が用いられており、エンボスをきかせることで積雪の量感が巧みに描出されています。

ドラえもん浮世絵木版画「名所江戸百景 浅草金龍山」を飾ったイメージ写真

ドラえもん|浮世絵工房

ドラえもん | 版三 浮世絵工房 コラボ

ドラえもん浮世絵木版画シリーズは、ドラえもんやのび太たちが江戸の町へやってきた姿を描いた作品で、江戸木版画の発展を支えた葛飾北斎、歌川広重ら天才浮世絵師たちの浮世絵をモチーフにしています。

江戸時代の伝統芸術と現代の大人気まんが「ドラえもん」の魅力的なキャラクターが登場することで新たなアート作品を生み出すとともに「江戸木版画」の面白さや、美しさをお届けします。

浮世絵師・江幡 喜之(装填)

浮世絵師・江幡 喜之

株式会社 版三で浮世絵のデザインを担当。
近年は浮世絵のテイストを活かしたアートの制作など幅広く活動。
浮世絵工房内の商品でも藤子・F・不二雄 生誕90周年記念 ファブリックボードなどを手掛けています。

担当浮世絵師のコメント

金龍山は浅草寺の山号(称号)で、金鱗の龍がここへ舞降りた伝承が元となりました。
提灯の文字は“志ん橋”と書かれ、新橋の信徒が奉納したものです。
江戸庶民にとって身近で自慢の場所でもあり、また、江戸の浮世絵職人も数多く生まれた、当時も今も江戸浮世絵木版画の聖地のような場所です。

見事な雪景色を構える浅草金龍山に笠を被り冬の着物の装いで訪れたドラえもんたち。
色とりどりの優しい配色が雪景色をさらに鮮やかに彩り、彼らの楽しげな姿にほっこりとさせられる一枚に仕上がっています。

歌川広重(Utagawa Hiroshige)

歌川広重

江戸時代後期に活躍した浮世絵師。火消家業を身内に譲り画業に専念し始めると、1833年(天保4年)頃には東海道の宿駅とその周辺の景色を詩情豊かに描いた55図の浮世絵シリーズ「東海道五十三次」(保永堂版)を刊行。名所絵と呼ばれるこれらの作品は当時の旅ブームに乗って大ヒット、広重は一躍人気絵師となり風景画家としての地位を確立します。
その後も「東海道」シリーズや「木曾海道六拾九次之内」、「冨士三十六景」など名所絵を数多く手掛け、その抒情詩的な作風はゴッホやモネなどの西洋の画家にも影響を与えました。また、風景画だけでなく花鳥画や戯画作品など他ジャンルでもその名は知られています。

名所江戸百景

名所江戸百景

「名所江戸百景」は、浮世絵師・歌川広重が晩年に制作した錦絵シリーズで、1856年から1858年にかけて発表されました。 この作品は広重の人生の集大成とされ、江戸(現在の東京)とその近郊の名所を載せた全120図で構成されています。シリーズには広重の弟子や梅素亭玄魚の作品も含まれています。
「名所江戸百景」は江戸四季に分けて描かれ、風景や人々の暮らしが独自の視点で表現されており、広重の特徴である近景の大胆なトリミングが多くのヨーロッパの画家に影響を特にゴッホやゴーギャンのような印象派の画家たちに大きな刺激を与えられたと言われています。

全て手作業で1枚1枚作られる江戸伝承・浮世絵木版画の制作工程

この浮世絵木版画は、江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りであり、
技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属しています。

江戸時代より師弟関係で紡いできた職人たちの「彫り」「摺り」の匠の技によって
人間国宝の岩野市兵衛が漉く最高級の和紙「越前生漉奉書」に
一枚一枚、すべてを手作業で制作する浮世絵木版画になります。

  • 01.下絵
  • 02.本絵
  • 03.彫り
  • 04.摺り
  • 05.額装

01下絵

下絵を描いているイメージ写真

版元(版三のプロデューサー)は浮世絵木版画の企画を立て、絵師と共に題材やキャラクター、構図を考えます。

絵師はこのイメージに基づいて、最初にラフ(下絵)を描き、版元と意見を交わしながら修正を繰り返して納得のいく下絵を完成させていきます。

下絵だけで何十枚、何十種類もの絵を描くこともあり、皆が納得いくまで修正を繰り返し下絵を完成させます。

02本絵

本絵を描いているイメージ写真

本絵では、絵師が下絵から全体の色の校正や要素の詳細、線の一本一本まで細部にわたって描き込みます。

最近はパソコンを使用して描くことも多く、下絵と同様に、版元と意見を交わしながら納得するまで何度も修正を繰り返します。

最終的に構図や色が確定したら、彫りや摺りの工程のために色の数や色の重なり方、線の太さなどを整え本絵と共に版下絵が完成します。
本絵でも、1本の線の書き直しや位置の調整、色の濃淡の違いなどの調整を幾度となく繰り返し完成させます。

03彫り

彫師による実際の彫り作業

多色刷りの浮世絵木版画の制作は本絵の色数ごとに木版を分けて制作しますので、絵柄の色数の数だけ木版を彫らなければなりません。
浮世絵は細かい線や模様が特徴であり、1ミリでも誤差があると全体の印象を大きく変えるため、彫りの作業には高い精度が求められます。

木版は主に桜の木が使われますが、木の質や硬さによって難しさも異なり、本絵に忠実に彫り進めるのはもちろん色に現れない背景の部分も含めて全て手作業で行います。 このように繊細に作られた版木は何千回も摺りを行うことが出来ません。そのため、浮世絵木版画はすべてが限定生産となっています。

04摺り

摺師による実際の摺り作業

人間国宝の作り出した和紙に、丁寧に一色一色を摺り重ねていく作業です。
各色の版木を正確に位置合わせして塗料を紙に摺り込むのですが、絵柄がずれないように見当(版木上に彫られた溝)に紙を置いて数十回も色を摺り重ねる作業であるため、職人の手の感覚、色の順番や重ね合わせの技術、スピードなどが非常に重要となります。

さらに馬連という道具で紙に摺る際にも、絵に1ミリのズレも生じさないように均一に圧力をかける熟練の技が必要となります。 また、色合いは実際に摺ってみないと分からないため、何十回も変更を行いながら理想の色に仕上げていきます。

05額装

浮世絵木版画の額装

浮世絵の寸法は現代絵画と異なるため、既成の額縁では最適なサイズを見つけるのが困難です。
作品が美しく見えるようにバランスを考えて、数十種類のフレームとマットの中から何パターンも組み合わせを行い最適なものを選び抜きます。

高級感があり、コストとのバランスも考えながら、絵に最適なフレームとマットを使用することで、一つの作品として完成させます。

実際の浮世絵作成の風景(神奈川沖浪裏Ver.)

実際に浮世絵工房の職人たちの、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の作成風景をご確認いただけます。
彫り、摺り、和紙の制作工程だけでなく職人たちのこだわりなどを語ったインタビューもご確認いただけます。

この商品の詳細と素材やサイズ

商品名ドラえもん浮世絵木版画「名所江戸百景 浅草金龍山」
商品内容浮世絵木版画、専用額、証明書(シリアルNo.入り)、解説書
販売個数300部(※お一人様、最大3個までのご購入とさせていただいております。)
販売開始2024年10月30日(水)12時~
お届け2025年3月下旬よりご注文順に順次発送いたします。
お支払い決済はクレジットカード決済のみとなります。
商品の性質上、キャンセル・商品の返品は出来かねますので、ご注意ください。
サイズ(絵)縦33.6cm × 横22.3cm
サイズ(額)縦52.5cm × 横41.0cm
素材(絵)越前生漉奉書(人間国宝 岩野市兵衛)
素材(額)額:木製、表面:アクリル
技法江戸伝承手摺手彫木版画作品
著作物表記©Fujiko-Pro

版三の浮世絵木版画の特徴

版三が作る浮世絵木版画だけの特徴があります。
他とは違う、版元である浮世絵工房の木版画だからできる違いをご紹介します。

越前和紙 生漉奉書紙

越前和紙 生漉奉書紙

上質な楮(こうぞ)100%でつくられており、人間国宝・岩野市兵衛氏が長年の経験と卓越した職人技で一枚一枚手漉きした最高級の越前和紙。 絵の具をスッと吸い込む柔らかさと発色の良さ、何百回もの刷りに耐えられる強さを兼ね備えています。

手彫り・手摺り木版画

手彫り・手摺り木版画

木版画の彫摺は江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りで、木板の表面に僅か1mmという世界で線を浮かび上がらせ一色ごとに手摺りで和紙に色付けていく伝統的な印刷技法により仕上げられています。

技術者は文化財保護第八十三条によって認定された浮世絵木版画彫摺技術保存協会に所属。
彫師・摺師の木版画制作技術は国指定の文化財「重要民族文化財選定保存技術」に選定されています。

浮世絵専用の額装

浮世絵専用の額装

浮世絵の寸法は現代絵画と縦横比が異なるため、既成の額縁では最適なサイズを見つけるのが困難です。 より作品が美しく見えることを考慮し、版三がオーダーした高級感ある額縁に入れてお届けいたしますので、そのまま飾ってお楽しみいただけます。

当商品制作に携わった職人紹介

浮世絵師・江幡 喜之(装填)

江幡 喜之

江幡 喜之

  • ゴジラネオン浮世絵制作
  • ゲゲゲ浮世絵全6作品制作

株式会社 版三で浮世絵のデザインを担当。
近年は鉄腕アトムのNFTアートコラボ、企業用浮世絵アイコンなど、浮世絵テイストを活かしたアートの制作など幅広く活動。

浮世絵工房内の商品でも未来少年コナン浮世絵、ゴジラ ネオン浮世絵、藤子・F・不二雄 生誕90周年記念 ファブリックボード、ゲゲゲ浮世絵などを手掛けています。

江戸木版画 彫師

朝香 元晴

朝香 元晴

  • 文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人
  • 経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師

高校卒業後、東京都荒川区の匠育成支援事業の職人見習いに応募、江戸木版画の彫師として7年間の修行を経て独立。
現在、数少ない経産省認定の女性伝統工芸士として卓越した技で浮世絵木版画の文化継承に貢献している。

2003(平成15)年 江戸東京博物館「大江戸八百八町展」にて実演
2005(平成17)年 日本橋三越「名所江戸百景完成記念展」にて実演
2008(平成20)年 江戸東京博物館「北斎漫画展」にて実演

江戸木版画 摺師

鉄井 裕和

鉄井 裕和

  • 文化庁・無形文化財選定保存技術認定職人
  • 経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸師

1975年 木版画摺師、鉄井孝之の次男として東京に生まれる。
会社員を経て鉄井木版画工房に入り摺師の道へ。

父に師事し修行を重ねながら各展覧会で摺りの実演を精力的に行い、2009年11月にロシアサンクトペテルブルグの露日友好会館で開催された文化催事においても 好評を博す。

和紙

岩野 市兵衛

九代 岩野 市兵衛(人間国宝)

1978年、九代岩野市兵衛を襲名。
2000年6月に国指定重要無形文化財(人間国宝)に認定。

木材パルプ等を使用しない、楮だけを使用した生漉き奉書一筋に専念。
越前和紙に伝承される古来の技法に作られた強靭かつ繊細な和紙は、版画紙として多くの美術作家、浮世絵木版画に提供されている。 先代 (八代) の市兵衛氏が漉いた紙は、あのパブロ・ピカソも版画用紙として愛用していた。

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